交通トラブルを装って接近、現金を奪う 2件

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23日未明、滋賀県愛荘町内の国道8号で、交通トラブルを装って接近した3人組の男に乗用車を運転する男性が襲撃され、現金を奪われる事件が起きた。約1時間後には長浜市内でも同様の事件が発生しており、警察では同一人物の犯行とみて、調べを進めている。

滋賀県警・東近江署によると、最初の事件が起きたのは23日の午前2時ごろ。愛荘町長野付近の国道8号を走行していた35歳男性の運転する乗用車に対し、後続のワゴン車がクラクションを鳴らしながら接近してきた。

男性が路肩にクルマを止めたところ、ワゴン車も同様に停止。直後に飛び出してきた2人の若い男が「ふざけるな、カネを出せ」と要求。現金約6000円やカード類の入った財布を奪って逃走した。

長浜署によると、2件目の事件が起きたのは午前3時10分ごろ。長浜市神照町付近の市道を走行していた26歳男性が運転する軽乗用車に対し、後続のワゴン車がパッシングを繰り返しながら接近。故意に車間を詰めてきたことから、路肩にクルマを止めたところ、鉄パイプのようなものを持った3人組の男が「カネを出せ」と脅迫。乗っていた2人から現金約9000円を奪って逃走している。

交通トラブルを装って接近するワゴン車に乗った3人組の男が2件の事件に関わっており、警察では同一犯による犯行とみて、その行方を追っている。

《石田真一》

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