バイク代送を行っていた男を書類送検

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沖縄県那覇市などで酒を飲んだ運転者のバイクを軽トラックに積載し、運転者は助手席に同乗させて目的地まで送るという「バイク代走」事業を行っていた45歳の男について、沖縄県警はこの男を道路運送法違反(無許可営業)容疑で書類送検した。

沖縄県警・交通指導課によると、道路運送法違反(無許可営業)の容疑で書類送検されたのは、沖縄県那覇市内にあるバイク販売店を経営する45歳の男と、法人としての販売店。

調べによると、男は約2年前から運転代行のバイク版ともいえる「バイク代送」の営業を開始。酒に酔って運転できなくなった客のバイクを軽トラックの荷台に積載。客は軽トラックの助手席に同乗させ、希望した場所まで有料で送り届けるというものだった。飲酒運転防止やバイクの路上放置・盗難防止を掲げていた。

こうした輸送には一般貨物自動車運送事業(バイク輸送)と、タクシー営業に必要な一般旅客自動車運送事業(乗客輸送)の許可が必要となるが、男は軽貨物自動車運送業の許可を得たのみだった。バイク輸送には普通車が必要となるため、軽トラックでの営業は道路運送法に違反していた。

警察はこのような実態を昨春までに把握。道路運送法に違反している旨の注意を数回行ったが、以後も改善が見られず、男が営業を続けたことから書類送検したという。

《石田真一》

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