11日午前、群馬県伊勢崎市内で、警官の職務質問から逃れようとした男が近くの会社からフォークリフトを盗み、これに乗って逃走しようとする事件が起きた。警察ではこの男を窃盗の現行犯で逮捕している。
群馬県警・境署によると、事件が起きたのは11日の午前11時ごろ。これより30分前の同日午前10時30分ごろ、伊勢崎市境伊与久付近の市道をパトロールしていた同署員が盗難届けが出されたものと酷似した自転車に乗っている中年の男を発見。職務質問を実施しようとしたところ、男は自転車を捨てて徒歩で逃走した。
挙動があまりに不審だったことから周辺の捜索を行っていたところ、約30分後の午前11時ごろに約3km離れた伊勢崎市日乃出町付近で男を発見。男は近くの会社に侵入し、駐車されていたフォークリフトを盗み、これに乗ってさらに逃走を試みた。しかし、速度が遅いことから駆けつけた署員にあっさりと抑止され、窃盗の現行犯で逮捕されている。
逮捕されたのは同市内に住む36歳の男。調べに対しては「盗んだ自転車に乗っていることが発覚するのを恐れて逃げた」などと話しているという。