高速道路民営化後初、ロードサイドホテル…関門道 壇ノ浦PA

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高速道路民営化後初、ロードサイドホテル…関門道 壇ノ浦PA
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道路公団民営化後全国初のロードサイドホテルが、関門自動車道下り線「壇ノ浦パーキングエリア(=PA)」に、4月下旬オープンする予定だ。

このロードサイドホテルは西日本高速道路から土地と建物を賃貸する形で、株式会社旅籠屋(本社=東京都台東区・甲斐真社長)が経営・運営する。建設用地は、西日本の社宅の跡地でパーキングエリアの隣地だ。宿泊客は高速道路上からも一般道からも利用できる。

運営する旅籠屋は、全国19か所で「ファミリーロッジ旅籠屋」をチェーン展開する。アメリカンスタイルのロードサイドホテルが特徴で、1室1万0500円(平日親子4人)の低価格と幅150センチのクイーンサイズベットで人気を集めている。乗用車やバイクで利用者をターゲットにした郊外型素泊まり宿泊施設だ。この方向性が高速会社とマッチした。

壇ノ浦PAに建設予定のホテルは木造2階建て。2つのクイーンベットが設置された25平方メートルの部屋が全14室用意される。このスタイルは他の「ファミリーロッジ旅籠屋」とほぼ同じだ。

高速道路上の宿泊施設は東名高速道路上り線足利サービスエリアと名神高速道路下り線多賀サービスエリアで営業中だ。民営化後は、07年春に東日本高速道路が構想を発表して以来、実際に建設が決まった例はなかった。

関門自動車道とは中国自動車道と九州自動車道をつなぐ。風光明媚な関門橋のある9.4kmの高速道だ。

《中島みなみ》

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