日本自動車工業会の張富士夫会長は20日、今年最後の定例会見を行い、2008年の取組方針などを表明した。
このなかで、来年は低迷する国内市場の活性化を「第一の喫急の課題」とし、「魅力あるクルマづくりに努めるとともに、1人でも多くの方にクルマファンになっていただけるよう努力を続けたい」と語った。
自工会は同日、08年の国内市場を07年実績比1.2%減の531万9400台とする予測を発表した。4年連続の減少という厳しい見通しだが、張会長は「この数字を少しでも上回るよう取り組んでいきたい」と述べた。
一方、EUのCO2(二酸化炭素)排出規制や米国の燃費規制など新たな環境規制の動きに対しては「ある意味、当然であり、来たかという感じ。(規制対応に)さらに努力したい」と、前向きに取り組んでいく考えを示した。