ひき逃げ被害者を病院に放置した可能性の高い男を逮捕

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11月中旬、大阪府大阪市平野区内にある病院駐車場で、ひき逃げ被害に遭ったとみられる重体の女性が放置された事件について、大阪府警は1日、窃盗と住居侵入容疑で逮捕された33歳の男が事件に関与した可能性が高いことを明らかにした。

大阪府警・布施署によると、問題の事件は11月22日早朝に発生した。大阪市平野区内にある病院の駐車場へ放置されたワゴン車の荷台に、顔から血を流した女性が倒れているのを巡回中の警備員が発見。警察に届け出た。

女性は意識不明の重体。放置されたクルマにはねられたとみられ、警察が周辺捜索を実施したところ、約2km離れた東大阪市内の市道を自転車で走行中、後部から追突されたことが判明。後に同区内に住む39歳女性ということもわかった。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。クルマに残された指紋を調べたところ、9月中旬に東大阪市内の民家に侵入し、時計など6点を盗難したとして11月30日に逮捕された33歳の男の指紋と一致することがわかった。事故を起こしたクルマもこの家から盗まれていた。

警察では男が盗んだクルマを乗りまわし、事故を起こした可能性が高いとみて、ひき逃げ容疑でも男を追及する方針だ。

《石田真一》

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