国際ロボット展07…ドイツの大手ロボットメーカー、クーカが初出展

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国際ロボット展07…ドイツの大手ロボットメーカー、クーカが初出展
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「2007国際ロボット展」が28日から東京ビッグサイトで開催されているが、今回初出展したのがドイツの大手ロボットメーカー、クーカ・ロボター社だ。同社は南部のアウグスブルグに本社を構え、欧州では圧倒的な強さを誇っている。

「ドイツでは52%、欧州では27%の市場シェアがあります。数年前までほとんどが自動車会社向けでしたが、今は自動車向けが50%、残りが一般産業向けで、医療産業向けの特殊なロボットもあります」と同社コーポレートコミュニケーション部のユルゲン・シュルツェ・フェレビー部長は説明する。

フォルクスワーゲンやBMW、メルセデスベンツの生産拠点で使われているロボットのうち、98%以上が同社のもので、「ドイツ車を見たら、クーカのロボットが作った」と言ってもいいほど。

同社は現在、アジアでのビジネス拡大を狙っており、今年7月には日本法人「クーカ・ロボティクス・ジャパン」を設立した。文字通り、今回の展示会は同社のロボットをPRする格好の機会だったのである。

「今回は日本のロボットメーカーが作っていないものを選んで持ってきました」とフェレビー部長は強調し、そのロボットについて1台1台身ぶり手ぶりを交え、丁寧に説明した。その中には、来場者が口を開けて見上げる大きなロボットもあった。

「これは『KR1000TITAN』で、世界で一番重いものを持ち上げられるロボットです。1トンのクルマでも自由に操作できます。とにかく当社にはさまざまな種類の産業用ロボットがあり、その扱う重量も5kg - 1000kgまでと非常に幅が広い」と同部長は熱心に解説する。今後日本市場では、顧客やビジネスパートナーを一緒になってロボット開発を進めていくとのことだ。

また、今回の展示会では、地元バイエルン地方のアルプスホルン奏者も来日し、その独特な音色よる演奏で来場者を楽しませていた。

《山田清志》

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