安川電機は28日から東京ビッグサイトで開催中の「2007国際ロボット展」に同社自慢のロボットを数々展示している。その中で注目を浴びているのが、次世代ロボット『SmartPal V』(スマートパル・ファイブ)だ。
同ロボットは非製造業分野向けのサービスをサポートするために開発されてもので、業務負荷や業務コストの低減を目的にしている。
「2003年から開発を始めて、これが5代目になります。毎年バージョンアップをしているんですよ」と同社技術開発本部の関係者は説明する。
人の声を認識して、その指示通り行動し、床に置いてあるものを腰を曲げて取ることもできる。ビジュアル的には他社のロボットに比べて面白味に欠けるが、開発担当者によれば、「道具としての機能を優先した」とのことだ。また、「買った人が自分でデザインできるようにした」(同)という。腕などをはじめ、部品単位で販売することも念頭に置いている。
「なんとか2010年までには販売したい」と開発担当者は熱く語り、現在さらなる改良を進めている。