たまたま捕まえた男、殺人事件の容疑者だった

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25日未明、福岡県大野城市内のインターネットカフェ駐車場で、警官の職務質問を受けていた男が拳銃を発砲する事件が起きた。男は銃刀法違反(所持)の現行犯で逮捕されたが、後の調べで佐賀県内で発生した殺人事件の容疑者ということが判明した。

福岡県警・自動車警ら隊、筑紫野署によると、事件が起きたのは25日の午前0時50分ごろ。大野城市御笠川付近の県道をパトロールする同署員が、パトカーから逃れるように歩道を走り、近くにあるインターネットカフェ駐車場に逃げこむ乗用車を確認。不審な行動と認識し、職務質問を行うために追走した。

隊員が駐車場内にいたクルマへ接近。職務質問を行っていたところ、運転していた男はいきなり暴れ出し、隠し持っていた回転式の拳銃を構えようとした。隊員はこれを制止しようと揉み合いになったが、この際に男は拳銃1発を空に向かって発砲。男は応援に駆けつけた警官に取り押さえられ、銃刀法違反の現行犯で逮捕。後の車内検索で覚せい剤も発見されたことから、同乗していた44歳の女も覚せい剤取締法違反(所持)の現行犯で逮捕されている。

後の調べにより、男は今月上旬に佐賀県武雄市内の病院で発生した男性殺害事件の容疑者であることが判明。所持していた拳銃2丁はこの際に使われた可能性が高いこともわかった。

警察では佐賀県警と連携し、男の余罪についても追及する方針だ。

《石田真一》

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