国際帝石、カナダのオイルサンド事業に参画

自動車 ビジネス 企業動向

国際石油開発帝石ホールディングスは、子会社を通じ、TOTAL社からカナダ連邦アルバータ州で実施されているジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトの10%の参加権益を取得するとともに、同州エドモントンでTOTAL社の計画するオイルサンド改質プロジェクトに参加する権利を取得したと発表した。

ジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトは、カナダ・アルバータ州アサバスカ地域フォート・マクマレーの北西約60kmに位置する3つの陸上のリース鉱区で実施されている。鉱区面積の合計は約220平方キロ、権益保有者は、TOTAL社の子会社でオペレーターのDeer Creek Energy社とカナダ企業のEnerMark社、Larcina Energy。今回、子会社のインペックスカナダ石油がDeer Creek Energy社が保有する84%の鉱区権益のうち、全体の10%を取得する。

ジョスリン・オイルサンド上流開発プロジェクトでは、2006年からオイルサンド層へのスチーム圧入による生産を実施している。2009年までに日産1万バレルの生産量に達する予定で、今後は、大規模開発の第一段階として2010年代初頭に日量10万バレル規模のオイルサンドの露天掘りを計画しており、その後も、第二段階として日量約23万バレル規模まで生産量を増大させていく予定だ。

また、オイルサンド改質プロジェクトについては、TOTAL社がカナダ・アルバータ州エドモントンに改質プラントを建設し、2010年代前半までに、第一段階として日量13万バレルの合成原油をオイルサンドから製造する計画だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集