盗難車でひき逃げ、被害者をクルマごと病院駐車場へ放置

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22日早朝、大阪府大阪市平野区内の病院駐車場で、エンジンを掛けたままの状態で放置されていたワゴン車の荷室に、顔面などから血を流した女性が倒れているのを警備員が発見した。女性は意識不明の重体。事故に遭った後に運ばれ、放置されたとみられる。

大阪府警・布施署によると、警察が事件発生を認知したのは22日の午前5時45分ごろ。大阪市平野区加美西2丁目付近にある病院から「駐車場に放置されたクルマの車内から、血まみれの女性を発見。現在治療中」との通報が寄せられた。

女性は頭部などを強打しており、意識不明の重体。女性はエンジンが掛かったまま放置されたワゴン車の荷台に倒れているところを発見されたが、このクルマには衝突の痕跡がみられることから、警察では女性がこのクルマにはねられ、何者かが病院まで運んだものと判断して捜査を開始した。

その結果、約2km離れた東大阪市衣摺6丁目付近の市道でクルマと衝突したとみられる自転車を発見。被害者はこの自転車を所有する39歳の女性ということも判明した。

クルマは今月上旬に東大阪市内で盗難されたもので、警察では盗難と事故の発覚を恐れ、被害者を放置して逃走したものとみて、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逃げた人物の行方を追っている。

《石田真一》

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