【東京モーターショー07】渡辺社長の夢、トヨタRiN

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トヨタ『RiN』の企画の発端は、渡辺社長が考える夢の1つに、乗れば乗るほどに健康になれる車をつくりたいという希望があったから。

BR企業価値開発室主幹の谷口覚さんは、「近年ではライフスタイル自体が健康を目指している流れがあります。健康の定義の中に、美容や脳トレなど、精神的なものが含まれてきました。トヨタとしても、これまではUVカットガラスなど、防止するものはあったが、体にいいものを付加する機能はありませんでした。それに取り組みたいと考えました」と言った。

付加された、体に、心にいい機能は、「1つめに、顔にスポット的にあたる加湿器を設けています。2つめに、勢いよく開けると圧力(抵抗)がかかるドアを採用しています。その日の感情の起伏に対して、リラックスさせることが狙いです。禅や茶道の精神にある、身を整え、息を整えると、心も整うといったことがルーツとなっています。3つめに、ステアリングに軽い振電を流し、自律神経の発動量を計っています。これによって緊張しているか、リラックスしているかをフィードバックします。そしてモニターに、“ゆっくり呼吸してください”といった表示をします」と、谷口さん。

「シートは“凛”とした姿勢で座らせるようになっていますが、そのままの姿勢で運転できるように工夫をしています。まず、シートバックとランバーで体をしっかり支えています。減速時にGにがかかると、ヒップが沈むようになっています。上下振動にも耐えるべく、シートの脚にダンパーを備えています。操作系では、姿勢を崩さず、脇を開けずに運転できるようにしています。例えば、エアコンの温度を上げるときは、下から上へ撫で上げるようにします」(同)と、いうことだった。

シートを中心として、トヨタの夢、技術がたくさん詰まっている1台だ。

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