豊田自動織機が発表した2007年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比4.7%増の9557億6000万円、営業利益が同17.3%増の469億6000万円となり、増収増益だった。
自動車部門の車両は、『ヴィッツ』が国内向けは減少したものの、『RAV4』が増加したほか、『マークXジオ』も寄与し増収となった。エンジンはIMVシリーズ用KD型ディーゼルエンジンが好調だった。カーエアコン用コンプレッサーは海外向けが増加した。
産業車両部門はフォークリフトトラックの販売が国内外で順調に推移した。
これらの結果、売上高は増収となった。
収益面では、原材料価格の値上がりや減価償却費や人件費の増加はあったものの、国内外での売上げの増加やグループあげての原価低減活動の推進、為替差益の確保などで増益となった。
経常利益は同18.3%増の632億6000万円、当期純利益は同33.2%増の403億900万円だった。
通期業績予想は、売上高が同6.5%増の2兆円、経常利益が同10.6%増の1200億円、当期純利益が同17.7%増の700億円を見込んでいる。