気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年10月23日付
●GMトヨタを逆転 1 - 9月販売台数1万台差の706万台(読売・8面)
●東京モーターショー2007 ダイムラー試作車、 1.8リットルでも3リットルのパワー(読売・8面)
●道路公団,再三ゴルフ接待、無届け特許 元部長に停職3ヶ月(読売・38面)
●展示面積盛衰映す モーターショー27日一般公開(朝日・11面)
●ハンドル握れば本人認証 指静脈方式日立が開発 (朝日・11面)
●ライコネン大逆転1点差で初王者 F1ブラジルGP(毎日・18面)
●インドのタタ自動車4人乗りで29万円? 来秋まで投入(産経・8面)
●日立、パソコン生産撤退 家庭用も開発停止(日経・1面)
●トヨタ、営業利益1割増 (日経・1面)
●首都高の距離別料金利用ETCなし 3000-4000円負担 (日経・5面)
●日産世界戦略車「リヴィナ」南アと台湾にも投入(日経・13面)
ひとくちコメント
ダイハツ工業と日野自動車含むトヨタ自動車の1 - 9月の世界販売台数が前年同期比7%増の705万台だったという。一方の米ゼネラルモーターズ(GM)は同2.4%増の706万台で、1万台の差でGMが「世界一」の座を維持した。きょうの各紙が経済面で取り上げている。
トヨタは07年上期(1 - 6月)にGMを抜き、上期で初の世界一を達成。だが7 - 9月でGMが巻き返した。トヨタは今年にも世界一を達成するとみられたが、国内販売で苦戦するなど、年間のトップ争いは「年末までもつれそうだ」(読売)。
もっとも、「世界一」と、もてはやしているのはマスコミばかりで、トヨタは「(世界一)そんなの関係ない」と、表向きは「量より質を追求する」(渡邊捷昭社長)姿勢を貫くが、創立70周年の節目の年に抜き去りたいのが本音だろう。