「勝手に有料駐車場」稼いでいたグループ逮捕

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イタリア中部フィレンツェで12日夜、公園内で勝手に駐車場を設営し稼いでいたグループが現行犯逮捕された。

調べによるとグループは夜間、市内の公園にある分離帯のプラスチックフェンスを移動して囲いを作り、自分たちで有料駐車場を設営していた。周辺の標識も引き抜いて誘導していた。

そして近隣のディスコを訪れるドライバーから、1台あたり3−20ユーロ(約500−3300円)を徴収。偽の駐車券や領収書も発行していたが、支払いを拒否したドライバーには暴力を振るっていた。

市民から通報を受けた警察は、数か月前から公園内に隠しカメラを取り付けて捜査を進めていた。今回逮捕されたのは5人。年齢は34−54歳で、1人を除き他の地方出身者だった。他にも10数名が調べを受けた。

ちなみにフィレンツェでは先月、不法滞在外国人の小遣い稼ぎとなっていた「信号待ち車両の窓掃除」を禁止する条例を施行した。道路や公園で勝手な“ビジネス”を展開する者に対する取り締まりが相次いだ形となった。

どれがオフィシャルの法規で、どれが偽物か、この国での運転はリラックスなどしていられない。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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