トヨタ自動車・中国投資公司(TMCI)が09年より展開予定のテレティクスサービスは、日本で展開しているレクサスG-Linkと同じくDCMと呼ばれる通信モジュールを搭載するのが特徴である。その他機能としては音声読み上げ機能、オペレーター遠隔設定機能などがある。
主なサービスは6つ。
1. DCMの利点を生かした盗難車追跡サービス
2. 日本ではヘルプネットに当たる緊急通報サービス
3. 全ディーラーに導入されるサービスプラットフォームと連動して車検の案内や故障時の入庫をスケジュールするCRMサービス
4. 天気やニュース読み上げなどのインフォメーションサービス
5. ハンズフリー通話で話すオペレーターに目的地の検索やナビの設定を遠隔で代わってやってくれるオペレーターサポートサービス
6. そしてタクシープローブを利用した交通情報を独自の解析処理で数時間後の渋滞予測をする交通情報サービス
以上を予定しているという。
「最初の導入は上級グレードから」(TMCI磯貝総経理)としているが、レクサスおよびクラウンなど一部のトヨタブランドで開始されると予想される。
一方、サービス価格は「多くの方に使っていただけるようにただいま原価低減努力中」(同磯貝氏)ということで、日本のレクサスのように車両価格にサービス料が込みになる可能性もある。