日本鉄鋼連盟が発表した8月の粗鋼生産は996万6000トン、前年同月比3.7%増となり、15か月連続でプラスとなった。8月としては1974年の1001万トンに次ぐ過去2番目の水準だった。
8月の炉別でみると、転炉鋼が769万4000トンと同5.0%増、電炉鋼が227万1000トン、同0.5%減だった。
鋼種別生産では、普通鋼が同4.3%増の786万5000トン、特殊鋼が同1.4%増の210万トンとなり、普通鋼が15か月連続、特殊鋼が20か月連続でそれぞれ前年を上回った。
熱間圧延鋼材(普通鋼、特殊鋼の合計)生産は同2.7%増の887万7000トン月連続の増加となった。
普通鋼熱間圧延鋼材(一般)の生産は同3.8%増の720万1000トンだった。
品種別では、条鋼類は同0.3%増の192万7000トンで23か月連続増、鋼板類は同4.7%増の519万トンと15か月連続の増加となった。