1日午後、福島県会津若松市内で、傾斜地となっている空き地に駐車中のRVが無人のまま動き出し、これに気づいて止めようとしたクルマの所有者が下敷きになって死亡する事故が起きた。サイドブレーキの掛け忘れが事故の原因とみられる。
福島県警・会津若松署によると、事故が起きたのは1日の午後1時20分ごろ。会津若松市城東町付近にある体育館横の空き地に駐車していたRVが無人のままゆっくりと動き出した。このクルマを所有する59歳の男性が滑走に気づき、クルマを止めようとしたが止まらず、そのまま押し倒されてクルマの下敷きになった。
男性はすぐに近くの病院に収容されたが、腹部強打を起因とする出血性ショックが原因で事故から約2時間後に死亡している。警察では車両の検証を行い事故の原因を調べている。
事故を起こしたRVはマニュアル車で、ギアはバックに入っていた。クルマは傾斜地を後退してきたためにギアによる歯止めは効かない状態。サイドブレーキも掛かっていなかったという。