日本自動車工業会の張富士夫会長は、日本とアセアンの包括的経済連携協定が大筋合意に達したことに関して「歓迎する」とのコメントを発表した。
日本の自動車産業は、タイを中心に、アセアン地域で積極的な生産活動を行っている。自工会では「二国間協定に加えてこうした包括的な多国間協定が各国間の生産ネットワークの充実に繋がるとともに、日本とアセアン間の貿易・投資の拡大、ひいては一層緊密な関係に発展することを期待している」としている。
その上で「本協定を契機としてアセアンの域内経済統合が加速するとともに、現在交渉中の他の協定の進展に繋がることを望む」としている。