三菱『ギャランフォルティス』のインテリアは機能性と質感が高いレベルで融合されている。室内に入って最初に目に付くのが、アーチ上のインパネだ。センタークラスターを頂点に左右に広がるようにデザインされたインパネは、前席に座る乗員の開放感とセンタークラスターに集まるスイッチの操作性を両立させている。
そしてインパネからドアトリムまで連なるモールは、各グレードのキャラクターに合わせて木目調や幾何学模様、シルバーと3タイプが用意されており、インテリアの質感を高めてくれている。
デザイン本部松延浩昭さんは「フォルティスのインテリアは、走りの機能と心地よい室内空間の両立をテーマに、作りこみに関してはこだわって開発を進めました」という。
「SPORTに関してはスポーツシートやパドルシフト、幾何学模様のモールを採用してスポーティ感を高め、スーパーエクシードは木目調パネルや収納スペースにカバーを設けて上質感を高めています」
実際にフォルティスのインテリアは、スポーティでありながらも心地よい空間に仕上げられている。エアコンのスイッチまわりのデザインは、機能性重視。メーターやシフトまわりのでデザインは、持ち前のスポーツ感をうまく表現している。
居住性に関しては、ホイールベースが長くはないので、後席のレッグスペースはほどほどだが、全高が高いのでアップライトなポジションで座ることができ、快適性は思いのほか、高い。この居心地のよいインテリアもギャランフォルティスの魅力のひとつだ。