5日夕方、徳島県徳島市内の国道11号で、信号待ちの車列に後ろからきた大型タンクローリーが追突。車両12台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で20人が骨折や打撲の重軽傷を負っている。
徳島県警・徳島北署によると、事故が起きたのは5日の午後4時5分ごろ。徳島市川内町竹須賀付近の国道11号交差点て、信号待ちによって生じた車列に対し、後ろから走ってきた大型タンクローリーが追突した。タンクローリーはほぼ減速しない状態で追突しており、押し出された11台が次々に衝突。結果として12台が関係する多重事故となった。
この事故で車列後方のクルマが中・大破し、20人が骨折や打撲の重軽傷を負い、近くの病院に収容されている。警察ではタンクローリーを運転していた60歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
現場は右折車線を含む片側4車線の直線区間。調べに対して男は「暑くてぼんやりしていた」などと供述しているという。警察では漫然運転が事故の原因とみている。