5日未明、神奈川県座間市内の県道を横断しようとしていた男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、現場から約250mの地点で自損事故を起こし、運転していた男が飲酒運転の現行犯で逮捕されている。
神奈川県警・座間署によると、事故が起きたのは5日の午前4時35分ごろ。座間市相模が丘1丁目付近の県道を横断していた41歳の男性が、進行してきたクルマにはねられた。男性は転倒した際に胸部を強打。近くの病院に収容されたが、約1時間後に死亡した。
事故を起こしたクルマは現場から逃走したが、現場から250mほど離れた場所で単独事故を起こしたクルマがいるとの通報を受けて急行した同署員が、立ち往生している乗用車を確認。民家の外壁に接触していたが、それとは別の衝突痕があることから、このクルマがひき逃げ事故に関与したと判断。運転していた男を道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。調べに対しては「何かにぶつかったとは思ったが、人ではない」などと話しているという。事故直前まで近くの飲食店で酒を飲んでいたとみられ、警察では自動車運転過失致死の容疑でも調べを進めている。