保育園が人数確認を怠る---車内放置された男児死亡

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27日夕方、福岡県北九州市小倉北区内にある無認可の保育園から「2歳の男児が車内で脱水症状を起こした」という通報が地元消防に寄せられた。男児は長時間に渡って駐車中のクルマに放置されており、救急隊の到着時にはすでに死亡していた。

福岡県警・小倉北署によると、警察が事件発生を認知したのは27日の午後6時ごろ。これに先立つ同日の午後5時30分ごろ、地元消防に対して北九州市小倉北区中井1丁目付近にある無認可保育園の関係者から「クルマに乗っていた2歳の男児が脱水症状を起こした」という内容の通報が行われた。救急隊員が急行したところ、男児はすでに心肺停止の状態で、収容先の病院で死亡が確認された。

後の調べで、死亡した男児は午後1時30分ごろから午後5時ぐらいまでの間、保育園から約240m離れた駐車場に止めたワゴン車の中に放置されていたことが判明した。保育園はこのクルマを使い、近くの公園まで園児を連れた遠足に行ったが、保育園に戻ってきた段階で人数の確認を行わず、そのまま駐車場にクルマを戻していたという。

午後4時ごろに園児1人がいないことに気づいて園内を捜索。別の職員が忘れ物を取りにクルマへ戻ったところ、後部座席の合間に倒れている男児を発見したが、すぐには消防へ通報せずに約20分に渡って車内にクーラーを入れるなど介抱していた。

この日、北九州市はこの夏の最高気温である33.4度を記録。窓を閉め切ったクルマの車内温度は70度近くに達していたとみられている。警察では業務上過失致死の疑いで関係者から事情を聞く方針だ。
《石田真一》

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