15日未明、広島県三次市内の県道を走行中の軽乗用車が対向車線側に逸脱。そのまま道路右側の標識柱に激突する事故が起きた。運転していた19歳の男性は間もなく死亡。警察ではハンドル操作を誤ったものとみている。
広島県警・三次署によると、警察が事故の発生を認知したのは15日の午前2時ごろ。「三次市甲奴町梶田付近の県道で友人が事故を起こした。運転者がクルマに閉じ込められている」という内容の110番通報が寄せられた。
これを受けて現場に駆けつけた同署員が道路右側の標識柱に激突して大破した軽乗用車を確認。地元消防が救出作業を行い、運転していた19歳の男性を救出したが、男性は外傷性ショックが原因で死亡しているのが間もなく確認された。
現場は片側1車線の緩やかなカーブ。発見者によると、死亡した男性が同日の午前1時ごろに家を訪問する予定だったが、いつまで経っても現れず、携帯電話での連絡も取れなくなったために捜索を行ったところ、大破しているクルマを発見したという。
当時は台風接近による強い雨が降っており、警察ではスリップした際にハンドル操作を誤ったものと推測している。