下取りしたクルマから乳児の遺体、父親を逮捕

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7日夜、神奈川県横浜市内にある自動車販売店の駐車場で、止めてあったワゴン車の車内から乳児の遺体が発見された。このクルマは新車を購入する客から下取りしたもので、警察では9日にこのクルマの所有者だった33歳の男を死体遺棄容疑で逮捕している。

神奈川県警・旭署によると、事件が起きたのは7日の午後8時30分ごろ。横浜市旭区白根2丁目付近にある自動車販売会社の関係者から「会社の駐車場に止めてあるクルマから異臭がある」との通報が寄せられた。

クルマは1年ほど前に新車を購入した客から下取りしたワゴン車で、駆けつけた同署員が車内を確認したところ、腐乱した乳児の遺体を発見した。遺体はビニール袋に入っており、車内からは哺乳瓶なども発見されたという。

警察では下取りを依頼した客が事情を知るものとみて捜査を開始。9日までに所有者だった33歳の男を死体遺棄の容疑で逮捕。その妻である39歳の女からも同容疑で事情を聞いている。

調べに対して男は「昨年の7月17日に生まれたが、動かなくなった」、「処分に困った。後でちゃんとしようと思った」などと話しているという。当時この2人は車中で生活したとみられており、警察では詳しい事情について話を聞くとしている。

《石田真一》

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