【新聞ウォッチ】「自動車1000万台突破」40年前を検証

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年6月7日付

●温暖化対策、主要排出国で新枠組み、日米首脳合意 中印の参加を想定(読売・1面)

●5月の新車販売、ワゴンR首位(朝日・13面)

●サミットきょう開幕、温暖化対策調整つかず、数値目標見送りの公算(毎日・1面)

●6週連続で最高値更新、ガソリン平均価格(毎日・10面)

●40年前、自動車1000万台突破、生活を変えたマイカー普及(毎日・10面)

●車載カメラ使い前車の接近警告、矢崎総業、事故防止装置(日経・11面)

●自動車用樹脂、中国に新工場、三菱化学(日経・11面)

●日産2年ぶり社債、総額700億円調達(日経・15面)

ひとくちコメント

「40年前」をキーワードに、毎日が毎月第1木曜に企画特集を掲載しているが、きょうのテーマは「自動車1000万台突破」。ちょうど40年前の1967年6月、日本の自動車保有台数が1000万台を突破し、本格的な「マイカー時代」が到来した。

日常生活の面で起きた大きな変化のひとつはモータリゼーションの進展であったわけだが、この特集では、経済学者の猪木武徳氏の寄稿と、技術評論家の星野芳郎氏へのインタビューを通じ、クルマ社会がもたらした正負両面の意味に迫っている。

星野氏は「乗用車は内に向かっては“動く部屋”、自由な私的空間だが、外に向かっては“凶器”になる」と指摘。「このことをよく考えなければならない」と結んでいる。

それから40年後、自動車の国内需要は低迷状態を続けている。日本は豊かな国になって住宅事情の改善や娯楽の多様化で、星野氏が指摘する“動く部屋”としてのクルマの価値観が薄れているのもひとつの要因だろう。

《福田俊之》

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