赤信号なのに発進 横断歩道の小学生をはねる

自動車 社会 社会

21日午後、北海道札幌市豊平区内の市道で、道路を横断していた小学2年生の男児が発進したトラックにはねられて死亡する事故が起きた。警察では漫然運転が原因として、トラックを運転していた62歳の男を逮捕している。

北海道警・豊平署によると、事故が起きたのは21日の午後2時5分ごろ。札幌市豊平区美園2条6丁目付近の交差点で、青信号に従って横断歩道を渡ろうとしていた小学2年生の男児が信号を無視して発進したトラックにはねられた。

男児は頭部を強打。近くの病院に収容されたが、脳挫傷が原因で間もなく死亡している。警察ではトラックを運転していた62歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。男児の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

現場は片側1車線の直線区間。当時は横断歩道から約20m先で道路工事が行われており、片側交互通行となっていた。これに伴う小規模な渋滞が現場付近で発生しており、トラックも前を走るクルマに追従したものの、渋滞していたことから横断歩道の中ほどで停止していた。

死亡した男児は信号が青になったことから、クルマの間をすり抜けるような形で横断を開始。トラックを運転していた男は前のクルマが動いたことから信号を確認せずに漫然と発進し、男児をはねたものとみられている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース