ヤマトホールディングスは、丸井と業務・資本提携を締結すると発表した。両社は戦略的提携について基本合意した。
両社は、ヤマト運輸グループの小口・大口宅配、ロジスティックスの事業領域と、丸井グループの小売事業、物流事業領域を融合、両グループが持つ経営資源を最大限に活用することで、顧客ニーズに対応する新しい商品、サービス及びシステムを提供するとしている。
提携に伴って家電・家具などの全国配送ネットワークを展開する「ヤマトホームコンビニエンス」と、宅配・ファッション物流事業を行う「ムービング」の宅配事業を統合する。
両社が持つ法人・個人の顧客基盤を融合、セッティング技術付きの配送を全国展開し、家電・家具の流通イノベーションの実現を目指す。事業統合した新会社は、ヤマトホームが存続会社で、ヤマトが70%、丸井が30%出資する。
さらに、丸井グループが拡大を目指しているEコマース事業で、商品オペレーション業務を「ヤマトロジスティックス」に2008年度をメドに委託する。
資本提携では、ヤマトは丸井の発行済株式を10億円程度取得し、丸井はヤマトの発行済株式を10億円取得する。