運転方法を注意されたトラック運転手、同僚を刺殺

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静岡県警は17日、静岡県沼津市内の運送会社敷地内で、仕事の進め方を巡って口論となった同僚をナイフで刺殺したとして、32歳のトラック運転手の男を殺人容疑で緊急逮捕した。男は現場から警察に通報した後、自ら出頭してきたという。

静岡県警・沼津署によると、事件が起きたのは17日の午前4時ごろ。沼津市井出付近にある運送会社に勤務する32歳の男から「会社の同僚と口論となり、腹が立ってナイフで刺してしまった」という内容の110番通報が寄せられた。

刺された35歳の男性は近くの病院に収容されたが、出血性ショックなどが原因で間もなく死亡。男は「お手数を掛けるわけにはいかない。自分で出頭する」と言い残して電話を切り、予告どおり同署に出頭してきたところを殺人容疑で緊急逮捕されている。

男は約1週間前に就職。刺殺された男性とコンビで仕事をしていた。しかし、仕事の進め方やトラックの運転方法を巡って口論が絶えず、事件直前にも乗りこんだトラックの運転席で口論となっていたという。

調べに対して男は「厳しく指導されたことに腹が立った」、「苦痛に思い、殺してやろう思った」などと供述している。犯行前にナイフを用意していたとみられ、警察では計画的犯行の疑いもあるとして調べを進めている。

《石田真一》

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