いすゞの井田社長「確かに配当は少ないが、着実に増やしていく」

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いすゞの井田社長「確かに配当は少ないが、着実に増やしていく」
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いすゞ自動車は14日、2007年3月期連結決算を発表し、その会見の席上、井田義則社長は配当政策について、「今回は4円で確かに少ない」と前置きし、「着実に配当を増やしていく」との考え方を示した。

過去のいすゞは、配当を実施しては無配に転落するという繰り返しで、“いすゞのアップダウン経営”とも揶揄された。「それを絶対にしない。安定的に株主の期待に応えていきたい」と井田社長。

また、6月末に社長就任予定の細井行副社長は「かなり利益が上がってきて、もう少し配当を増やしてほしいといわれているが、少なくとも08年3月期は5円ぐらいで容赦願って、先行投資に振り向けていきたい」と述べた。

いすゞの連結配当性向は6.2%(07年3月期)と低いが、その状況はしばらくの間続くことになりそうだ。

《山田清志》

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