エイチワンが発表した2006年度の連結決算によると、最終利益は45億1900万円だった。同社はともにホンダ系の部品メーカーだったヒラタと本郷が合併した会社。
売上高は1515億4200万円、営業利益が68億8300万円、経常利益が66億7900万円だった。
年度中は、これまで培った技術力とグローバル展開の強み、それを活かした営業活動により、ホンダの新型車部品及び新規部品の受注拡大を図ってきた。
生産面では、合併前の2社のそれぞれの強みをベンチマークとして各生産拠点で、高位平準化を図るため、高効率の生産ラインの構築、生産体質を水平展開するとともに、ホンダとの同期同能力生産の拡充に向けて、亀山製作所に新溶接ラインを構築した。
この結果、金型出荷の増加や北米での受注・販売は堅調に推移し、好調な決算となった。
07年度の業績見通しは、売上高が前年同期比1.6%減の1540億円と増収を予想しているものの、営業利益は為替差損や原材料価格の高騰で同1.2%減の68億円と減益の見込み。経常利益は同1.8%増の68億円、当期純利益が同1.8%増の46億円を予想している。