停車中の車列をすり抜けて横断の男児、はねられ死亡

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13日午後、神奈川県横浜市旭区内の市道で、渋滞中の車列の隙間から飛び出してきた8歳の小学生男児が普通トラックにはねられる事故が起きた。男児は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡。警察ではトラックを運転していた35歳の男を現行犯逮捕した。

神奈川県警・旭署によると、事故が起きたのは13日の午後3時10分ごろ。横浜市旭区中沢1丁目の市道交差点で、道路を横断しようとしていた8歳の男児が進行してきた普通トラックにはねられた。男児は全身を強打。近くの病院に収容されたが、間もなく死亡した。

警察ではトラックを運転していた35歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。男児の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

現場はY字交差点。容疑者の運転するトラックが走ってきた方向は幅員が狭く、すれ違いが困難なことから、事故当時は通過待ちをする対向車で小規模な渋滞が発生していた。

クルマは横断歩道の上にも停車しており、男児はここを進行してきたものの、事故の直前には停止していたクルマの間をすり抜けて進行するような状態になっていた。トラックからは停止している車両が死角となり、衝突まで男児の姿が確認できなかったとみられている。

現場での同様事故は以前から相次いでおり、学校や自治体が警察へ信号機の設置を要請していたという。

《石田真一》

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