衝突事故に巻き込まれた乗用車、角材の下から発見

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12日夕方、福井県敦賀市内の国道161号で、大型トレーラーがカーブを進行中にバランスを崩して横転。そのまま対向車線側に滑走し、対向の普通トラックと衝突した。積荷の角材が散乱、乗用車1台を押し潰したが、乗っていた2人は約4時間30分後に救助された。

福井県警・敦賀署によると、事故が起きたのは12日の午後5時40分ごろ。敦賀市追分付近の国道161号で、走行中の大型トレーラーがカーブを進行していた際にバランスを崩して横転。直後に対向車線を進行してきた普通トラックと正面衝突した。この事故でトレーラーを運転していた47歳の男性が胸部強打で間もなく死亡、トラックを運転していた23歳の男性も足を折る重傷を負った。

トレーラーの荷台には角材約10トンが積載されていたが、これが周囲に散乱。撤去作業を進めていたところ、事故から5時間後に乗用車1台が下敷きになって大破していたことがわかった。警察では事故に巻き込まれたものとみて救出を開始。それから約50分後の午後11時15分ごろ、いずれも26歳の男女を助け出して近くの病院に収容した。

2人は全身を強打していたとみられるが、命に別状はないという。角材は荷台の横に約2mの高さで積み上がっており、撤去作業を行う前は巻き込まれたクルマがあるとは考えてもいなかったという。

現場は緩やかなカーブ。警察では速度超過などが原因で曲がり切れず、急ハンドルを切った弾みにバランスを崩したものとみている。

《石田真一》

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