トヨタ『ブレイド』(12月21日発表)のフロントグリルのエンブレムには、トヨタブランドを表す社章ではなく、ブレイド専用にデザインされた、刃(やいば)の軌跡が描かれている。車名は、英語で刃(やいば)を意味し、そこに込めたコンセプトは、「人を魅了する鋭さを持ったクルマ」だという。
エンブレムは、車名の由来である刃物を、「BLADE」の頭文字の小文字bの形に合わせて振り回した際の、刃先(切っ先)の軌跡線をデザインしたものだ。
エンブレムに、トヨタブランドを表す社章ではなくブレイド専用のマークをデザインした理由について、広報部商品・技術広報室長の田中均氏は次のように説明した。
「昔は、『クレスタ』や『マークII』など、個々のクルマ専用のマークを持ったものが多かったが、最近の全体的な流れとしては、トヨタブランドを強調する意味で、社章を用いて統一感を出す傾向にある」
「しかし、現在でも『クラウン』や『カローラ』など、特にそのクルマのコンセプトを強調したい場合には、専用のエンブレムを持たせているものもあり、ケースバイケースかもしれない」
「ブレードについては、特にクルマのコンセプトを強調したかったため、刃にふさわしいエンブレムをデザインすることにしました」
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