ポルシェAGは、世界的に有名な南西ドイツ放送交響楽団が、ローマ法王ベネディクト16世の80歳の誕生日である2007年4月16日に、ヴァチカンでローマ法王自身と多数の高位聖職者ならびにおよそ1万人の招待客の前で行う演奏をスポンサードすることを決定した。
教皇の誕生日に行われる約90分のコンサート・プログラムは様々な時代やジャンルの器楽曲の傑作で構成されており、出身国が異なる若い芸術家達によって演奏される。
プログラムは、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のオルガン奏者であった16世紀イタリア音楽の巨匠、ジョヴァンニ・ガブリエリ作曲「第9旋法による12声のカンツォーナ」で始まり、「ソナタ第13番」で締めくくられる。
コンサートのハイライトは、アルバート・アインシュタインがかつて「奇跡」と呼んだ、モーツァルトのバイオリン協奏曲第3番ト長調KV216と、アントニン・ドヴォルザークの最後の交響曲である、交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」。
コンサートの後、ローマ法王ベネディクト16世は芸術家達と招待客ならびに放送を聴いている世界中の人々に向けて、短い感謝のスピーチを行う予定。
ポルシェのヴェンデリン・ヴィーデキングCEO(最高経営責任者)は、「ポルシェにとって、芸術ならびに文化を振興することは、社会的貢献活動の重要な一部分で、この誕生日コンサートはローマ法王ベネディクト16世への贈り物であるだけではなく、世界中の何百万人もの人々を大いに楽しませることになる。ポルシェにとって今回の中継と傑出した交響楽団をこのまたとない機会にサポートできることは、大変に名誉なことです」とコメント。
このコンサートは、ラジオはSWR2およびテレビは3Satで、ポルシェ AG がスポンサーとなって午後6時から実況中継される。ドイツの主要チャンネルであるARDは、この催しを同日夜の午後11時45分から録画放送する予定。