トピー工業は、米国事業を再編すると発表した。
米国子会社4社を事業内容に応じて再編し、事業環境の変化に対応して機敏に意思決定できる体制を構築し、グループ戦略も共有化して共同の利益を追求する体制を構築するのが狙い。
米国市場で同じセグメントに属する乗用車用スチールホイール事業と、今後成長が見込まれる鉱山向け大型ダンプトラック用ホイール事業及び建設機械用足回り部品事業を1社に集約する。また、工業用ファスナー事業の推進体制をより一体化する。
具体的には、トピーコーポレーションを存続会社としてトピー・コーポレーション、トピーインターナショナルU.S.A.を合併するとともに、トピーインターナショナルの大型ダンプトラック用ホイール部門を統合する。トピーコーポレーションの株式はトピー工業が直接保有する。米国内の持ち株会社のトピーインターナショナルは解散する。米国での乗用車用アルミホイールの生産からは撤退する。
また、トピープレシジョンの株式をトピーファスナー工業が直接保有する。
トピー工業では、今回の事業再編で今期、事業再編整理損として約40億円の特別損失を見込んでいる。