日本自動車工業会の張富士夫会長は15日の定例会見で、今後の為替動向について「しばらくこういう(円安)傾向が続くのではないか」との見方を示した。
張会長は現状の為替相場について、米国や日本経済の「ファンダメンタルズを反映している。人為的に円安にもっていっているわけではない」とし、過度なアンバランスにはなっていないとの認識を示した。
国内景気については「10−12月期は個人消費も少し上向いてきた」とし、今後景気が「押し上げられれば少し円高になって行こう」と語った。ただし、「一気に円高が進むとは思っていない」とも述べ、景気拡大は緩やかに推移するとの展望を示した。