東プレが発表した2006年4−12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比7.9%増の50億5600万円となり、増益だった。
売上高は同2.5%増の674億2400万円で増収を確保した。プレス部品については国内は主要車種の国内販売不振で売上げは減少したものの、北米の生産拠点では、日系自動車メーカー向けの新機種の立ち上がりなどがあって好調だった。非プレス関連製品は、冷凍車はディーゼル排出ガス規制特需が一巡し、厳しい状況だったが、空調機器部門、冷凍輸送部門は順調だった。
収益面では、冷凍車部門の販売不振や原材料の高騰があったものの、プレス部品事業は、国内自動車部門の減価償却費の減少や生産性改善などによる利益率の改善で営業増益となった。
経常利益は同1.5%減の55億4700万円、当期純利益は同7.4%減の28億8800万円だった。