タチエスが発表した2006年4−12月期の連結決算で、営業損益が4億200万円の赤字に転落した。前期は20億5300万円の黒字だった。
売上高は前年同期比0.2%減の1533億600万円と微減だった。日産自動車向けの部品が不振だったためで、円安の進行で微減にとどまった。
収益面では、新設会社の生産準備費用に加えて、新規受注車種量産立ち上げ費用の発生、既存モデルの販売製品のモデルミックスの悪化などで、営業赤字に転落した。経常利益は同97.2%減の8900万円、当期損益は持分法適用会社の過年度調整などの影響で、11億9600万円の赤字だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。