プチ南原養成プログラム「AT-1」のキモ

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オートトレーディングルフトジャパン(本社名古屋市、以下オートトレーディング)は、1月8日、自動車売買を支援する業界初のフランチャイズシステム「AT-1」を発表した。このシステムは、研修で査定やオークションといった自動車の流通ノウハウを学ぶ4泊5日の「AT-1」研修に参加すれば、オートトレーディングのフランチャイズ資格を与えられるというもの。研修の参加費用は50万円で、研修後4ヶ月目から月々2万円のロイヤリティが必要だ。この新事業を立ち上げた背景について、社長の南原竜樹氏に話を聞いた。


■クルマ屋になるための専用カリキュラム

「業界構造上、クルマ流通は中抜きコストが大きな部分を占めている。オークションで150万円で取引されているクルマでも、中古車店では250万円のプライスタグで売られているのが現状。だが同じものなら安い方を買いたいというのは人間の道理。安く買いたくても買えないのは知識がないから。裏を返せば、クルマの流通業界の内実さえ知っていればオークション相場で買える」(南原氏)。

4泊5日の研修で50万円というとけっこうな出費。カリキュラムを見てみると、南原社長自ら教壇に立つ「クルマ屋業界概要」講義をはじめとして、オークション会場や陸運局での実地研修、さらには保険・査定の講義まである。「AT-1研修を修了すればクルマ屋を始めるに当たってのひととおりの知識は得られる」と南原氏。


■オートトレーディングによるオークション取引代行も

ただし研修を受けたからといってすぐにオークションで取引を始められるわけではない。たとえば中古車オークション最大手のUSSでは、「古物商の免許を取得後1年が経過していること」「常設の展示場と事務所を保有していること」「連帯保証人が用意できること」が参加条件となっている。

特に、自動車取得税が不要になる古物商免許は中古車販売業者にとって必須の資格だが、業界未経験者で免許を所持している人はゼロに近い。だがAT-1フランチャイズの会員になれば、オークションの参加条件を満たしていなくても、USSやオークネットなど提携オークションであればオートトレーディングの口座を使ってクルマの売買ができる。なおその際は、オークションへ支払う成約/落札手数料のほかに1台あたり2万円をオートトレーディングへ手数料として納める必要がある(個人向け従量課金コースの場合。加盟コースは複数ある)。代行とはいえ、すぐにオークションでの売買に参加できることは会員にとって大きなメリットと言えるかもしれない。


■まずは会員1万人を目指す

「当面の目標は会員1万人の早期達成。この規模になれば、いろんな可能性が生まれてくる。それぞれの会員が20台の在庫を持てば、20万台の中古車データベースができあがるわけだから」と南原氏。このAT-1研修、すでに数件の申し込みが来ているとのことで、2月上旬に名古屋のオートトレーディング本社で第1回の事業説明会が開催される予定だ。
《北島友和》

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