国交省、アルコールインターロックで検討会

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国土交通省は30日、アルコール・インターロック装置の技術指針策定を目指す検討会を設置した。

新たに設置したのは「アルコール・インターロック装置の技術課題検討会」(座長=竹内健蔵東京女子大学教授)。国内外における装置の技術課題や欧米を始めとする海外での活用状況などを検証した上で、07年末をめどに同装置の技術指針取りまとめを行う。

飲酒運転による事故の防止では、これまでも道路交通法改正による罰則や取り締まりの強化といった対策を進められてきた。しかし、死亡・重大事故は後を絶たない状況にある。このため、飲酒状態の有無を判断し、飲酒状態にある場合にはエンジンを始動しないようにするアルコール・インターロック装置への社会的な関心が高まった。

国交省ではこうした状況を受け、飲酒運転根絶に向けた取り組みの一環として、同装置に関する検討会を立ち上げた。同検討会は学識者や警察庁などの関係省庁のほか、日本自動車工業会や全日本トラック協会といった関連業界で構成。同装置の諸外国での活用状況や技術課題などを把握し、飲酒運転防止対策としての活用方法を踏まえた技術指針について検討する。

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