死亡ひき逃げの容疑者、クルマは盗難されたと偽る

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愛知県警は8日、愛知県知立市内で死亡ひき逃げ事故を起こしたとして、40歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は事故後、クルマが盗まれたと偽って警察に届け出ており、証拠隠滅容疑でも調べを進めている。

愛知県警・安城署によると、事故が起きたのは7日の午前1時25分ごろ。知立市八ツ田町門前付近の市道で、道路を横断していた39歳の男性が進行してきたクルマにはねられた。男性は全身を強打し、出血性ショックが原因で間もなく死亡した。

クルマはそのまま逃走したため、警察では死亡ひき逃げとして捜査を開始。現場に落ちていた破片から車種の特定も早期に進んでいた。

8日午後になり、安城署に40歳の男が「自分のクルマが盗まれた」と被害を届け出るために訪れた。署員が事情を聞いていたところ、男が盗まれたと主張する車種が、知立市で起きた事故の容疑車両と同一であることが判明。男の話に矛盾点もあったことからこれを追及したところ、ひき逃げ容疑を認めたために逮捕した。

調べに対して男は「クルマは半田市内の海に沈めた」などとも供述。警察では証拠隠滅を行った可能性が高いとして捜査を行うとともに、事故当時は飲酒運転だった可能性も高いとみて男を厳しく追及している。

《石田真一》

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