脱落したタイヤ、民家の屋根直撃

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23日夕方、兵庫県加西市内の県道で、走行中のトラックからタイヤが脱落し、対向車線の別のトラックや後続の乗用車など2台に次々と衝突する事故が起きた。タイヤはその衝撃で跳ね上がり、道路に隣接する民家の屋根に落下している。

兵庫県警・加西署によると、事故が起きたのは23日の午後5時25分ごろ。加西市西谷町付近の県道を走行していたトラックと、対向車線側から滑走してきたタイヤ1本が衝突した。タイヤはトラックに弾き飛ばされるかたちで元の車線に戻り、後続の乗用車と衝突。さらに衝突の勢いで上方に跳ね上がり、道路に隣接する民家の屋根に落下。瓦8枚などを破壊し、ようやく停止した。

道路を滑走してきたタイヤの直径は約75cmで、トラック用とみられている。後輪に使われるタイヤか、搭載されているスペアタイヤとみられるが、これを脱落させたトラックはそのまま逃走している。

警察では逃げたトラックの行方を追っているが、乗用車を運転中に被害に遭った女性は「自分の前を走っていたトラックから落ちたと思う」と話しており、警察では車両の特長などを聞いている。

《石田真一》

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