大型ダンプ、飛び出してきた認知症の女性をはねる

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18日未明、大阪府守口市内の国道1号で、横断禁止の場所から飛び出してきた70歳の女性が大型ダンプトラックにはねられて死亡する事故が起きた。トラックは衝突を回避しようと急ブレーキを掛けた弾みで対向車線に逸脱、大型トレーラーとも衝突した。

大阪府警・守口署によると、事故が起きたのは18日の午前3時55分ごろ。守口市佐太西町2丁目付近の国道1号を60歳の男性が運転する大型ダンプトラックが走行していたところ、中央分離帯の生垣の間から飛び出してきた女性をはねた。

男性は衝突を回避しようと急ブレーキを掛けたが、これによってバランスを崩し、中央分離帯を乗り越えて対向車線側に逸脱。57歳の男性が運転する大型トレーラーと正面衝突した。この事故で最初にはねられた女性が死亡。トレーラーも運転席部分が大破し、運転していた男性が軽傷を負った。

死亡したのは寝屋川市内に住む70歳の女性と判明。認知症による徘徊癖があり、前日から行方不明になっていたという。調べに対してダンプトラックの運転手から「女性は生垣の間から突然出てきた。数メートルしかなく、ブレーキが間に合わなかった」と話しており、警察では業務上過失致死傷容疑で引き続き事情を聞いている。

《石田真一》

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