ダイハツ工業は、2007年の世界販売計画を2006年度見通しよりも5.4％増の100万2000台に策定した。国内の軽自動車販売をてこ入れするほか、海外販売体制を強化して初の100万台超えを狙う。生産計画は同1.3％増の136万2000台を目指す。
2006年の販売見通しは、国内の軽自動車が同1.9％増の60万台と過去最高となる見通し。小型車も『ビーゴ』や『クー』を投入したため、同59.1％増の2万台となる見通し。海外販売は、マレーシアの販売が好調で同12.4％増の33万1000台となる見通し。
2007年の販売計画で、国内軽自動車は主力の『ムーヴ』、18日発売した新型『ミラ』の販売を促進し、同3.3％増の62万台を目指す。小型車は2006年に好調だった反動で、同25.0％減の1万5000台の見込み。
海外販売はインドネシアに新型SUVを投入したことなどから、同10.9％増の36万7000台と大幅増を目指す。
一方、2007年の生産計画で、国内生産は同1.5％減の103万台を見込む。トヨタ自動車向けのOEM供給が、新型車効果が無くなるため、同9.7％減の26万1000台と低迷すると見ている。海外生産は同11.4％増の33万2000台の見通し。マレーシアやインドネシア、中国での生産増を見込んでいる。
