9日、富士スピードウェイにて開かれた中学生ハイブリッド教室、リサイクルの問題を考えてもらうということで、自然素材を使ったパーツの提案がなされた。
まずはフェンダー部分、これは麻を樹脂で固めて作ったもの。繊維強化プラスチック(FRPはfiber reinforced plasticの略)は一般的にはガラス繊維使用するのだが、それを麻に置き換えたものだ。
ガラス繊維を使ったFRPは、廃棄処理がなかなか難しいものだそうで、FRP製の船などは海や川などにそのまま捨てられていることがあるのだという。
続いて運転席の椅子、これは籐でできたもの、「こんなレーシーな座椅子、市販してるの?」と思いきや、やはりこの椅子は、インドネシアに図面を送って作ってもらった特注品だ。
そのほかにも、ハンドルには和紙を樹脂で固めたものや、床には世田谷区の木「ケヤキ」を敷き詰めるという。
自動車メーカーでも自然素材を使ったパーツの研究はされているが、これらはそれをよりわかりやすくしたものだ。
「自動車の抱える問題は大きい」と日本EVクラブの舘内端代表は語る。