泥酔運転中に衝突を繰り返す 71歳を危険運転容疑で逮捕

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今年11月7日に山形県天童市内で発生した重傷ひき逃げ事件について、山形県警は7日、同市内に住む71歳の男を危険運転致傷や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。飲酒運転中の事故だったことも判明している。

山形県警・天童署によると、問題の事故が起きたのは11月7日の午後7時25分ごろ。天童市鎌田本町1丁目付近の市道で、道路左側の路肩に駐車していたクルマに乗り込もうとしていた76歳の男性が、後方から走ってきた乗用車にはねられた。男性は転倒して胸部を強打。肋骨などを折る重傷を負った。

クルマはそのまま逃走したが、約200m先で別のクルマやブロック塀に衝突する事故を起こして大破。運転していた71歳の男も顔面骨折の重傷を負った。その後の調べで男は泥酔に近い状態でクルマを運転。最初にタクシーへの当て逃げ事故を起こし、その逃走中に男性をはね、さらには停車中のクルマに衝突するという事故を極短時間に起こしていた。

警察では男が「アルコールの影響によって正常に運転できる状態ではなかった」と判断。危険運転致傷容疑を適用し、男の退院を待って逮捕した。調べに対して男は「当時のことはよく覚えていない」と供述しているようだ。

《石田真一》

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