ひき逃げ容疑者を逮捕、きっかけは塗膜片

自動車 社会 社会

長野県警は3日、11月29日に長野県飯山市内で死亡ひき逃げ事故を起こしたとして、30歳の男を業務上過失致死やひき逃げの容疑で逮捕した。男は無免許の発覚を恐れて逃走したことを大筋で認めている。

長野県警・飯山署によると、事故が起きたのは11月29日の午後7時40分ごろ。飯山市南町付近の市道を横断しようとしていた75歳の男性が進行してきたクルマにはねられた。男性は近くの病院に収容されたが、頭部強打などが原因で死亡した。

現場には容疑車両の塗膜片が残されており、車両の特定が進められたが、容疑車両は自動車メーカーが使う純正塗料とは異なるものが使われていることが判明した。修理工場などによって再塗装された可能性が高くなり、似たような色を持つクルマを探すための車当たり捜査が続けられた。

クルマそのものは捜査の過程で発見されなかったが、中野市内に住む30歳の男が容疑車両と似たような色のクルマに乗っているという情報を得て、この男を同市内で発見して職務質問。ひき逃げの事実を大筋で認めたために逮捕した。クルマはその後、男の供述どおりに同市内で放置されたのが発見されている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース