酒が抜けたと思って運転の警官、単独事故を起こす

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2日未明、千葉県千葉市美浜区内の市道で、千葉県警・成田国際空港警備隊の巡査長が中央分離帯に衝突する単独事故を起こした。巡査長からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。警察ではこの巡査長を飲酒運転の容疑で摘発したが、逮捕はしていない。

千葉県警・千葉西署によると、事故が起きたのは2日の午前1時10分ごろ。千葉市美浜区高洲2丁目付近の市道で、走行中の乗用車が中央分離帯に衝突した。目撃した通行人が警察に通報。駆けつけた同署員が運転していた男にアルコール検知を実施したところ、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムのアルコール分を検出。警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯でこの男を検挙した。

だが、後の調べでこの男は千葉県警・成田国際空港警備隊に所属する30歳の巡査長と判明した。事件前日(1日)の夜から上司らと千葉市内で酒を飲み、近くにある独身寮には電車を利用して帰ったものの、空腹を覚えてコンビニエンスストアに買い物へ行こうとしていた最中に事故を起こしたという。帰宅後は仮眠を取っており、本人は「酒が抜けた」と思っていたらしい。

警察では「逃走の恐れがない」として逮捕を見送ったが、取り調べは今後も続けていくとしている。

《石田真一》

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