KYB、米国工場を増設 油圧緩衝器を増産

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KYBは、米国で油圧緩衝器を製造・販売している子会社「KYB・マニュファクチャリング・ノース・アメリカ」(KMNA)の工場を拡張して生産能力を増強すると発表した。

北米自動車市場で日系自動車メーカーの自動車生産台数が好調に推移しており、生産の繁忙が続いている。同社ではこれまで、休日出勤や残業でこれに対応してきたが、ガソリン価格高騰を背景とした日系メーカーの小型車向けの需要が今後も増大する見通しから、生産能力を増強してトヨタ自動車、ホンダなどへの増産対応をとる。

現工場の敷地内に、建屋面積2万4553平方メートルを増築し、加工設備、組立設備を中心に、生産ラインを増設する。これにより油圧緩衝器の生産能力は、年間300万本増え、従来と比べて45%増となる年間960万本体制になる。

同時に、外部に借用している倉庫を廃止し、製品・部品の取り込みと物流効率を高める。

今回の工場増設に伴う投資額は設備も含めて2700万ドル(約31億円)。増築する工場は、2008年4月から稼動する予定だ。

《レスポンス編集部》

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